3つの主な豊胸術
胸を大きく見せる主な豊胸術は、脂肪注入豊胸・シリコンバッグ豊胸・ヒアルロン酸豊胸の3つです。各豊胸術によって異なる特徴があり、ダウンタイムの程度も大きく違ってきます。
3つの豊胸術について、特徴を以下の表にまとめました。
※現在湘南美容クリニックでは、ヒアルロン酸豊胸術の取り扱いはございません。
脂肪注入豊胸のダウンタイムや注意点
脂肪注入豊胸は、ご自身の脂肪を太ももやお腹から吸引し、胸部に注入することで胸を大きくする豊胸術です。
異物を入れたり、切開したりする豊胸術と異なり、ご自身の脂肪を注入するため、自然でやわらかいバストアップを実現できます。
ダウンタイムは1ヵ月程度
脂肪注入豊胸の術後の腫れ・内出血・痛みは、1ヵ月程度です。
脂肪を注入したバストよりも、脂肪吸引の箇所に筋肉痛のような痛みが生じます。胸部の痛みは少なく、腫れや内出血も生じますが、次第に引いていきます。腫れがおさまると、一見サイズダウンしてしまった印象を受けますが、脂肪が定着した部分でしっかりバストアップします。
脂肪注入豊胸のダウンタイムは、胸よりも脂肪吸引部が重いため、Aquicell(アキーセル)という負担が少ない脂肪吸引のオプションを付けることがおすすめです。
痩せ型の方は脂肪吸引が困難
太ももやお腹周辺から脂肪を吸引するため、痩せ型の方は脂肪注入豊胸が難しいことがあります。
理想の脂肪採取量は800cc程度で、最低でも500〜600ccは必要になります。吸引したい部分をつまめる程度の脂肪があることが目安です。
BMIが18.5未満の痩せ型の方でも、脂肪注入豊胸ができた症例があるため、カウンセリングでまずは医師に相談してみましょう。
脂肪が定着するまで安静に
脂肪注入豊胸の術後は、脂肪を定着させるために3ヵ月程度は安静にすることが大切です。すべての脂肪が定着することは難しく、術後の過ごし方で定着率が変わってしまうことがあります。
特に術後は、タバコ・過度なダイエット・胸のマッサージは控えてください。タバコは血行不良を招き、過度なダイエットは十分な栄養を確保できないことで、定着率が下がってしまいます。定着する前のマッサージは、脂肪が壊死したり、しこりになったりするリスクがあるので控えましょう。
脂肪注入豊胸の施術後の注意事項
シリコンバッグ豊胸のダウンタイムや注意点
シリコンバッグ豊胸は、ワキから数cm切開してスペースを作り、シリコンバッグを挿入してバストアップさせる豊胸術です。
施術時間は90分程度で、ダウンタイムも長くなりますが、大きなサイズアップが期待できます。
ダウンタイムの期間
施術の種類により異なりますが、最低でも1週間~3週間は内出血や痛みが生じます。そのためお体に負担のかかることは避け、安静に過ごすことを心がけてください。
お仕事の復帰は業種にもよりますが、少なくとも1週間程度は控えたほうがよいでしょう。
挿入方法による術後の痛み
痛みが強くでやすいシリコンバッグ豊胸ですが、実は挿入方法によって痛みの程度が異なります。痛みが少ないことに越したことはないですが、それぞれのメリット・デメリットを考慮したうえで決める必要があります。
乳腺下法
乳腺下法は、乳腺と大胸筋の間にシリコンバッグを挿入する、最も痛みが少ない方法です。
術後の腫れも少なく、もともと胸が大きい方はより自然な仕上がりになります。ただし、シリコンバッグに異物反応が生じて胸が固くなる、カプセル拘縮のリスクが比較的高くなることがデメリットです。
大胸筋下法
大胸筋下法は、大胸筋のすぐ下に挿入する方法です。痛みの程度は乳腺下法より大きくなりますが、カプセル拘縮のリスクが少ないのがメリットです。
ただし、場合によってはバストの形に影響がでる可能性があります。
大胸筋膜下法
大胸筋膜下法は、大胸筋の筋膜内に挿入する方法です。
ナチュラルな仕上がりになることに加えて、型崩れも起きにくいのがメリットです。ただ、術後の痛みが強いといわれています。
シリコンバッグ豊胸の施術後の注意事項
ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムや注意点【SBC取り扱いなし】
ヒアルロン酸豊胸は、手軽に自然なサイズ感で胸を大きく見せられる豊胸術です。
ダウンタイムは最も少なく、初めての方でも受けやすいのがメリットです。
※現在湘南美容クリニックでは、ヒアルロン酸豊胸術の取り扱いはございません。
ヒアルロン酸豊胸の詳細はこちら
ダウンタイムは1〜2週間程度
ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムは、豊胸術のなかで最も短い1〜2週間程度です。
腫れや筋肉痛のような軽い痛みは1週間程度、内出血などは1〜2週間程度で落ち着きます。
しこりや感染症のリスク
痛みが少ないヒアルロン酸豊胸ですが、注入量や注入場所を見誤ると、しこりや感染症を招くリスクがあります。術後に強い痛みが続く、熱を帯びている感覚がある場合は、炎症を引き起こしているケースもあります。
術後にいつまでも痛みがひかない場合は、速やかに医師に連絡しましょう。
マンモグラフィー検査が困難
ヒアルロン酸豊胸後、特に乳腺が多い方は、マンモグラフィー検査の判定が困難になることがあります。また万が一しこりが発生している場合、マンモグラフィー検査でヒアルロン酸を潰してしまい、炎症を悪化させてしまう恐れがあります。
ヒアルロン酸豊胸を受けた場合、マンモグラフィー検査を受ける際は、事前に検査の可否を医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸豊胸の施術後の注意事項
豊胸後のダウンタイムの過ごし方のコツ
豊胸術はダウンタイムをどう過ごすかによって、その後の結果も変わってきます。
しっかり効果を引き出すためにも、次の3つを押さえておきましょう。
術後3日は特に安静にする
いずれの豊胸手術でも、術後3日は最も安静にするべき期間です。術後3日間が最も痛みが強く出ます。そのためできる限り仕事休みを取り、自宅で安静にして、極力胸部を触らないようにしてください。
喫煙・飲酒を控える
喫煙や飲酒は、抗生剤の効果の減少や、傷の治りが遅くなる原因になります。
特に喫煙は、脂肪注入豊胸の脂肪の定着率を下げることにつながるため、ダウンタイム中の3ヵ月は控えるようにしてください。
ノンワイヤーのブラジャーを着用する
いずれの豊胸手術でも、ダウンタイム中はなるべく締め付けの少ないノンワイヤーのブラジャーを着用しましょう。
スポーツブラや、カップ付きのキャミソールでも可能です。ワイヤー入りのブラジャーだと、痛みが生じたり、左右差やズレが生じたりする恐れがあります。
湘南美容クリニックおすすめの豊胸術
湘南美容クリニックでは、脂肪注入豊胸・シリコンバッグ豊胸を取り扱っています。ダウンタイムが少ない豊胸術を受けたい方には、脂肪豊胸注射(プチ豊胸)がおすすめです。
ダウンタイム最小「週末豊胸 -ピュアグラフト-」
特殊なフィルターにより純度の高い良質な脂肪細胞を精製し、しこりのリスクを下げる豊胸術です。自然なさわり心地・形でバストアップをしたいという方に適しています。
脂肪内の密度UPでさらに長持ち!「コンデンスリッチ脂肪注入豊胸」
ピュアグラフトよりも定着率が欲しい方は、コンデンスリッチ脂肪注入豊胸がおすすめです。高い定着率や約1.5カップのバストアップが期待できます。
立っても寝ても自然な形状をキープ!「Motiva エルゴノミックス2」
体型に関係なく2カップ以上のバストアップが期待できる豊胸術です。従来のバッグの不自然さを払拭し、自然なやわらかさと触り心地を実現します。